オタクと難病とわたし

オタクと難病とわたし

アラサー女の病気や恋愛やオタク趣味に誰が興味あるってんだい

妊娠悪阻で入院

検査薬での陽性、そして病院で胎嚢確認ができた頃になっても、悪阻らしい症状(というのが正解なのかわかりません)がほとんどなかったので、「私ほんとに妊娠してんの?赤さん無事なの?」という不安もありました。

「悪阻くる前に食べたい!」と言って母に辛いラーメンを付き合って貰ったりと呑気に過ごしてました。
「悪阻くる前に〜って言いながら食べまくって体重増えるやつな〜(笑)」なんて笑っていたり。


そんな平和な時期が私にもありました。





胎嚢確認した日から数日後。
なんだか少し胃がムカムカするな?という感覚が出始め、日を増すごとに強くなっていきました。

元々体調が悪くなるとよく食欲不振になるので最初は悪阻かなーいつものかなーどっちかなーと思ってたんですが、マジで昨日より今日、って感じでみるみる酷くなり、食べ物がほぼ食べれなくなり、飲み物もほぼ飲めなくなり、それらの匂いを嗅ぐだけで気持ち悪くなるようになりました。


面白かったのは、悪阻だ!と自覚した日には無性にマックが食べたくなって、ポテトとハンバーガーなら食べれました。
次の日はハンバーガーのみ。
その次の日はハンバーガーが×で蕎麦。(やたらめんつゆが美味しく感じた)
その次の日は蕎麦も×って具合に日によって食べれるものが変わっていったんです。

で、気持ち悪くなったらキレートレモンを飲むと少し楽になったのでちびちび飲むようにしていたんですが、悪阻が出始めて5日目くらいでキレートレモンもダメになり、水、お茶、ジュース、と水分も全部無理になってしまって、口に含んでも飲み込めなくて出してしまったりして、
「さすがにこれはヤバくねぇか…」って思って、でも悪阻ってみんな辛い思いしながら耐えなきゃいけないものだし…

しかし次の診察まであと1週間、耐えられるか…??って思ったら
無理。
ってなったので、とりあえずかかりつけの産婦人科に電話。
経緯を説明したら、明日の朝なるべく早く来てくれと言われ、あ、連絡してよかったんだ…ってほっとしました。




ほんとにねー……辛くて。私の場合、吐けない悪阻でね。
ひたすらに気持ち悪くて、うえってなってトイレ行くんだけど、吐けない。
頭下げてみたり、背中とんとんしてみても、吐けない。
吐きたいのに吐けない。

吐いちゃう人から見たら楽そうに見えるし、吐いちゃう人は胃液で喉やられたりとかするみたいだからそういうのはないけども、吐けないのも、かなり辛くて。
吐けないからずっとスッキリしないままだし、でもずーっとおえおえはするし。


元々私、お酒で吐いたりもしないし、胃腸風邪とか車酔いでも吐かないタイプで、吐くのに慣れてないせいもあるのかも。
あと胃下垂なんですけど、関係あるのかな。
胃下垂の人は悪阻酷くなりがちみたいなネットの情報を見てしまったけど、気のせいだと思いたい。

とにかく吐きはしないけどただひたすら気持ち悪くて気持ち悪くて辛かったな。






病院に着いたら、すぐに今まで行ったことない個室に案内されました。ベッドで横にならせてもらって、先生が部屋まで来てくれたんですが、
いつも優しい先生がわりと深刻な顔して「入院、した方がいいと思う」って言うもんだから「マジか」って思わず言いそうになりました。(喉まで出かけた)


・食べ物も飲み物もほぼ取れてなくて脱水になってる
・体重が1週間で2キロ以上減ってる
・ここの病院に通って点滴することもできるけど、ここだと入れられる点滴も限られるから、入院してきちんと処置した方がいい
(私が通ってる病院は入院施設がない)

ということでした。
更に、悪阻に加えて重症筋無力症の症状も強めに出始めていました。

これはそっちでかかっている神経内科に行った方がいいのか、とも思いましたが、

・通院日の後に妊娠発覚してまだそっちの主治医には妊娠報告できてなかった
・出産するのは、通っている神経内科のある大学病院の産科になるのは妊娠前から決まっていた
・元々予定していた月末の産婦人科通院日に、大学病院の産科へ紹介状書いてもらう予定だった

という少しややこしい状況だったのです。
今大学病院行ったら悪阻のことなくても入院になるなと思っていたのですが、まさか悪阻で入院になるとは思っていなくて。

その後産婦人科の先生が大学病院の産科への紹介状をすぐに書いてくれました。
一旦家に帰って入院の準備したらすぐにそのまま向かってくれ、とのことで、先生には「大丈夫?歩ける?救急車でもいいよ?」と言われましたが、

救急車で行ったら自分で入院準備できないし旦那さんがいろいろわかるわけないし、母が付き添って送ってくれることになったので大丈夫ですと断って、ヘロヘロになりながら入院準備して大学病院へ向かいました。





そして外来で診察してもらって入院して、今に至ると。(絶賛入院中)

金曜日の午後だったので、手続きとかいろいろバタバタさせてしまったみたいで申し訳なかったな。

外来の診察では、「うーん入院?したいの?」みたいな感じで、いや入院したいわけじゃないんですがと思いながら、紹介元の産婦人科の先生に勧められたので、と説明して、「そうだねーじゃあそうしときましょうか」みたいなノリでした。なんやねん。

私が入院希望したわけじゃないんですけどねぇ…とちょっとモヤモヤしつつ、病気のことも心配だったので、とりあえず神経内科産婦人科と両方すぐかかれるようになったのは安心です。


この大学病院に入院するのは2回目なんですが、神経内科の病棟もめちゃくちゃ静かだったし、今いる産科婦人科のある病棟も「人…いる?」レベルでめちゃくちゃ静かです。

昔の記事でも書いたと思うんですが、昔入院した別の病院では昼も夜も唸り声上げるじいちゃん、相手の病状関係なく話しかけてくるばあちゃん、なんのための談話室やねんていう声量の面会者とかで毎日うるさかったんで(笑)


まあ産科婦人科は女の人しかいないから周りの病室も女の人ばかりだし、大学病院だと私みたいに病気あったりしてハイリスク出産の人や特殊な病状の人が多いから、「ほんとに病気なんですよね?」みたいな元気なじいさんばあさんもいないしね(笑)





これでWi-Fiがあったら最高なのになぁ…





入院日からずっと24時間点滴で、水分と栄養とを入れてもらってます。
点滴してると、口から摂れなくても大丈夫だなと安心できるので良かった。
いや大丈夫ではないんですけども。
最初に入れてくれた人が上手かったのか全然痛みもなく、入ってる感覚も全然なくて快適です。




目安1週間、経過次第では早くもなるけど長引くと1ヶ月以上になるかもしれないからねと言われてるんですけど、退院時期が不明な入院は…何年ぶりですかねえ………


でもねぇ、ほんとに口から食べ物飲み物入れられる気がしねえんすわ。
もちろん家帰りたいけど、家帰ったら洗濯くらいはやらなきゃいけないし、なんだかんだ気をつかうし、なにか無理やりでも飲まなきゃ食べなきゃ、って思うので、そういう意味では点滴してもらえてると本当、気が楽で…。



ただ旦那さんの負担考えると長引くの申し訳ないとは思うんですけど、自分でどうにかできるもんでもないしなぁ。



まあ、今週中に退院できなきゃ強制的に年末年始も病院コースなんですけどね☆
(悪阻で入院だと外出・外泊希望は×で、退院してくださいになるらしい)

まあ私は正直ちゃんと落ち着くまではお世話になるつもりなんで。

今はまだ妊娠の初期も初期なので、母体が栄養取れてなくても赤さんには影響ないみたいなので、ひとまずは自分の体調を整えていくことを優先したいと思います。




今回自分が体験して胸張ってお伝えできるのは、

悪阻しんどかったら無理せずどんどん病院行っていいよ。

ってことです。我慢しなくて大丈夫だよーー!!!!病院行ってー!!!!!!!
私は入院なっちゃったけど、通常なら入院までいかなくて点滴だけ通いでしてもらえるところがほとんどだと思います。

病院行くのもしんどいけどね……
点滴すると楽になる人が多いみたいだし、悪阻は病気じゃないからって無理して我慢してストレス溜めるほうがよくないからね…。


あと、通常の妊婦検診や検査は保険適用外の実費(母子手帳交付後各自治体のチケットで補助される)なんですけど、妊娠悪阻で入院ってなったら病気扱いで保険適用になるようです。
入院した日に行った産婦人科の方も、その日の分保険適用になってました。


私的には、特定疾患の医療費控除が使えるのかどうかがまだ確認中なんですが、ひとまず全額実費にはならないようでほっとしてます……あー怖かった。


その辺どうなったかは、また追々書こうと思います。



ひとまず私はヘロヘロでも赤さんは元気そうなんで、それを励みに頑張ります。



あー、タン塩食いてぇ。
(食えるとは言ってない)