オタクと難病とわたし

オタクと難病とわたし

アラサー女の病気や恋愛やオタク趣味に誰が興味あるってんだい

ディナゲスト断薬〜陽性が出るまで


私が重症筋無力症の他に、子宮腺筋症という、子宮内膜症の一種である病気もあるというのは以前の記事で書いてきました。

その治療として、ディナゲスト(ジェネリックではジエノゲスト)という黄体ホルモンの薬を服用して一時的に生理を止めていたのですが、
2019年初夏頃に婦人科と神経内科それぞれの主治医の先生と相談して、妊活をするためにディナゲストを中止することを決めました。


ただ、夏にかけて私生活が忙しかったのと、体調も悪いときが多く、今ディナゲストをやめて生理まできたらわたし、

死ぬ。
(元々生理不順+生理痛が激重で何度も病院に駆け込んだ経歴あり)

と思い、先生からもやめる時期は私の判断でいいと言われていたので、なんだかんだ予定していた時期を超え、9月になってようやくやめました。


断薬に伴う副作用はそれほどは辛くなく、多少ホルモンバランスがサンバカーニバルしてんな〜くらいに感じながらも普通に過ごしていました。
(ホルモンバランスの乱れに慣れすぎて多少のことだと動じなくなってる)


婦人科の先生からは、
・妊活のタイミングとしてはいつでもOK
・むしろ早い方が私の負担が少ない
・人によっては生理が来る前に妊娠する人もいるからね
という説明を受けていました。


ただ、夫婦で話し合いをしていく中で、今まで飲んでいた薬(ディナゲスト)が胎児や私に影響する気がするから、薬をやめてしばらく(何ヶ月か)してから妊活を始めたい、という旦那さんの意見を尊重して、妊活は年明け以降になるなと思っていました。


私個人としては、ディナゲストは生理を止めるためのホルモン治療で、昔服用していたプログラフなど薬のように胎児に影響がでるため服用中〜薬が抜けるまでは妊娠は厳禁、とされているわけじゃないし、先生からは早い方が私が楽と聞いていたので、早くても問題ないという認識だったのですが、何度話しても旦那さんが頑なにそう言うので、ひとまず意見を尊重することにしました。


しかしその後、数年ぶりの生理がきて、終わったタイミングで婦人科を受診することになっていたので、その時に旦那さんも一緒に来てもらい、先生に再度ディナゲストについて説明してもらいました。

結果、ディナゲストは毎日服用するもので、服用しなくなると生理が来る。ということは、身体に残るような薬ではないということ。
胎児への影響はまったくないから、薬をやめてすぐ妊娠しても問題ないということを先生の口から説明してもらい、そこは旦那さんも納得してもらえたようでした(たぶん)。

そしてその日の内診で、新たに『多嚢胞性卵巣症』というものがわかりました。

先生から受けた説明を簡単にすると、卵巣の中にいくつかある卵胞は、本来排卵するときに1つだけ大きくなってそれが排卵する。
でもこの症状は卵胞がいくつも大きくなってしまって、排卵し辛くなっている状態。
だそうです。
ただ、そんなに珍しいものではなく、今すぐに治療が必要なものではないので、心配しなくても大丈夫だよと言われました。

次の受診は次の生理が来たら予約して、排卵日にちゃんと排卵できてるか検査しましょう、ということになりました。



そうかー排卵し辛いのかー、と少しだけ落ち込みましたが、元々内膜症があると妊娠し辛いというのは覚悟していたし、先生も大丈夫って言ってたし、言ってもまだ妊活のスタート地点にやっと立とうとしているくらいの段階なんだから、焦らずやっていこうと決めました。

数年ぶりの生理がドチャクソにしんどくて、「妊娠するまで(場合によっては妊娠後もだけど)これが毎月か……無理。」ってすでに心が折れそうでもあったのですが、妊活する上では絶対必要なクエストなんだからしゃあねぇ…頑張る…となんとか自分を奮い立たせていました。




で、なんだかんだ忙しかったので、出かけたりして普通に過ごしてました。
ただ、ちょうど生理予定日の次の週、病院を予約する予定だった時期が、前から決まっていた旅行と被ってしまっていて、「予定通りきたら病院行けないなどうしよう…そうなると次の生理は年末になるから病院休みになるし、次の次とかになるか…でもしょうがないなぁ」と思っていました。


そしたら私の心配を察したかのように、予定日になっても生理はこず。
元々不順だし、長年生理を止めていたので周期もずれているかもしれないし、と深く考えずに年内に病院いけるやんラッキー、しかしそうなると旅行と生理被るやんそれはそれで嫌だなーーー
と気楽に思っていました。


が、旅行中も、旅行から帰っても、来ない。
生理前の感じもない。



いやいやいや、まさかそんな。ねぇ?

だって排卵日ですらなかった。



さすがにないだろうと思いつつ、どうも気になって、違ったらそれでもいいしということで、検査薬が1つ残っていたので使いました。

(ちなみになんで検査薬あったのかと言うと、ディナゲスト服薬中にめちゃくちゃ妊娠初期症状みたいなのがでて、絶対ありえないと思いながら買ったものの当然ながら陰性で「なにやってんだ自分」とアホらしくなったやつ)








線出た。






1回目使った時とは全然違って、ちゃんと見える線が出てました。








マジかよ。






しばらくトイレの中で固まってた。






でも、その時点で自覚症状がまっっったくなく(悪阻、胸が張るとかなんにもなし)、全然実感がなくて本当かよって感じでした。


嬉しさよりも、本当にできてるのかとか、やっべえ先週めっちゃ寒いとこでめっちゃ歩いちゃったよとか、そういえば緑茶がぶ飲みしちゃったし寿司も食べたし、いやそもそも本当????ってかなり混乱してました。


とりあえず今飲んでる薬は妊娠中も大丈夫なやつだし、ロキソニンも飲んでない……はず。薬は大丈夫なはず…


とりあえず病院だな、と思ったので予約外の診察時間調べて、その日の夜の夕飯後に旦那さんに報告。


びっくりしていましたが、そんな大袈裟に喜ぶとかはしなかったです。
その時は「反応薄いなあ」と思いましたが、後からあれは、まだ流産の可能性も高いから、大袈裟に喜ぶとなにかあったときに私が辛いから冷静を装っていたんだとわかります。



そんなこんなで、「こうなったら楽なのにね〜(無理だろうけど〜)」って先生と話して思い描いていた最短ルート、ディナゲスト断薬からわずか2ヶ月で妊娠というめちゃくちゃスムーズすぎる感じになりました。


マジかよって感じでしょ?

わかる、私が1番驚いてる。



断薬から陽性反応まではこんな感じでした。


陽性出た夜から毎日寝る前に腹撫でつつ「ほんとにいる?」と呟いてましたが、ほんとにいました。今のところまだちゃんといます。





そしてこの日から、あんなに早かった時間の流れがめちゃくちゃ遅く感じる日々がスタートします……





続く。