オタクと難病とわたし

オタクと難病とわたし

アラサー女の病気や恋愛やオタク趣味に誰が興味あるってんだい

私は闘えない


どうもですよ。


私は、争い事が苦手です。

スポーツなどの勝敗を決めるものもダメです。
練習でできたことが試合になるとできなくなるタイプ。


でもスポーツとかならまだいい。
ルールに則ってやるものだから、勝ち負けにその人の人間性とか関係ないもの。



でも、意見が食い違った人と言い争うとか、そういうのがほんとうにだめで。できない。
情けないんですけど。



例えば自分を傷つける人がいたとしても、その人に言い返したり、仕返しをしたりなんかが絶対にできない。それが正当防衛であっても。



いかなるときも他人を傷つけないようにする、というのは、一見とても良いことのように見えるけど、
そうとは言い切れないと私は思う。


例えば、自分ではなく、自分の大切な人が何者かによって傷つけられたとして、私はその犯人を探し出して取っ捕まえて、殴りつけることができるだろうか?

たぶん、できないと思う。

私はそうなったとき、これ以上大切な人が傷つかないように自分を盾にして守ったり、傷ついた人を抱きしめて、傷を癒やすにはどうすればいいか考えることしかできない。

大切な人が殴られている場に遭遇したとして、殴っている人を殴ることができない。
ただ、やめてくださいと泣きながら、振りかぶった拳を掴むぐらいしかできないと思う。





なんて情けないのだろうかと思いながらも、私は、殴れるようになることを望んでいない。

時に、大切なものを守るためには戦わなくちゃいけないこともあると思うけど、私はナイフより盾が欲しい。




ほんとうに情けないと思うし、たぶん私のようなものを「偽善者」とか、「臆病者」って思う人もいると思う。

私もそう思う。
思うけど、できない。




わかりやすいように過激な例えにしたけれど、殴るっていうのは物理的なことだけじゃなく、言葉でもそう捉えることができると思う。


私は口が立たない、というか、考えていることを口に出すのがとても苦手というか、下手で。

考えが自分の中でまとまるにも時間がかかるし、それを言葉にして口に出すのも時間がかかる。


なので、その場で討論するとか、考えをぶつけ合うみたいなことがめたくそ苦手なんです。
言い合いが好きじゃないってのもあるけど。


なにか話し合いをするときは、予めどういったことをどう話そうか考えておかないとうまく話せないし、その場で聞かれたことを瞬時に判断して返すことが壊滅的に下手。

なので面接とかはめちゃくちゃ苦手なんですけど、その自分の短所をわかってるので、その場が悪い空気にならないようにとりあえず和やかに収める、ということに異常なほど気を配るようになったせいか、なぜか面接では好印象で終わることが多いです。

でもそれは『その場をとりあえず繕う』のが少し上手いだけで、自分の本質を出して理解してもらっていることではないので、良いことなのかわかりません。



なので、『ただ言い合いがしたい』とか、『良いことも悪いことも本音でぶつかりあいたい』ということから逃げてしまう傾向にあります。

普通の喧嘩ももちろんしたくないですし、喧嘩ではなく意見の交換なんかだとしても、強い言葉のぶつけ合いみたいなものはどうしても苦手なんです。


家族だったり、恋人とかに対しては、多少ぶつかることがあってもちゃんと話し合えるんですが、それ以外の人とはなぜか、「いや私は遠慮しときます…」ってなってしまうんですよね。
家族や恋人とは相手を傷つける意思がないという信頼があるからかもしれません。


話し合い、ならいいんです。
でも、なんていうんだろう、批判だったり、否定だったり、そうでなくても強い言葉であったりが飛び交うようなものになると、途端に黙ってしまって、参加できなくなります。


それは、先ほど書いたように、その場ですぐ考えて言葉に出す、ということが私は下手だということと、
「自分の考えはこうだが、あなたはどうか?」という話し合いはできても、
「あなたのそれは間違ってる!私のこれが正しい!」というぶつかり合いができないからだと思う。



『ぶつかり合い』を否定したりするつもりはないです。
そういうことが必要な場面もたくさんある。

私はなるべくなら、ぶつかり合いでなく話し合いをしたいと思ってるけど、それは自分が苦手だからというとても自分勝手な理由だし、それを相手に求めるのも違う気がする。

だから結局私は、そのときにやれることをやって、無理だと思ったら「ごめんなさい」と離脱するしかない。

それを逃げだとか卑怯だとか言われたこともあるけど、参加する権利があるなら不参加する権利もあっていいと思うので、できたら許してほしい。すまねぇ。




あと、自分とは違う意見を、「(同調はできないけど)そういう考え方もあるんだね」と、違う意見があるということを受け入れるようにしてるので、
「どうしてわかってくれないの、なにが嫌なのか教えて」と言われても「ええぇ…」としか言えない。


同調はできなくても、それ自体を否定はしないし、自分の中にはないものがあるということを受け入れるようにしてるんですけど、それを「同調してほしいからあなたが思う事言って?」っていう風な、同調できないものを無理矢理同調するために自分が望んでない擦り合わせをすることは、なかなかできなくて。

中には、その「自分が理解できないものを理解するためにぶつかっていく」ひともいると思うし、それはとても勇気のあることと思うんですが、私は自己中心的なところもあるし、わりといつもいろんなことでいっぱいいっぱいなんで、ぶっちゃけ無理でして。キャパオーバー。イエスポンコツ。







私は闘えない。

闘う意思がないわけじゃないけど、私は自分が強くないことを知ってる。


もう少し強くなりたいとは思うけど、その強さはやっぱり、剣より盾にしたい。



強さにも種類があるから、どれが正解とかでもないですしね。
一時期は自分の弱さを嘆くばかりでしたが、私は私の強さを見つければいいんだと気付きました。

まあ、病気もあるので、身体的なものは最弱レベルなんですけど、精神的な強さはもっと持たねばと思います。
自分の身の丈に合った生き方をしたいです。








あっ、でもまって、ゲームだと防御より攻撃力重視だわ………


リアルの憧れをゲームで叶えてる典型オタクでした。



ありがとうございました。






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