オタクと難病とわたし

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アラサー女の病気や恋愛やオタク趣味に誰が興味あるってんだい

眠剤との付き合い方


どうもです。
みなさんは夜、眠れてますか。

私は、以前どこかの記事でも書きましたが、現在不眠で眠剤を飲んでいます。


子供の時は布団に入ればすぐ寝るタイプで、友達とのお泊まりでも夜更かしできずに1番に寝てしまってお泊まりの醍醐味である夜のお喋りに参加できず寂しいような悔しいような思いも何度かしてきましたが、10代半ば頃にはとある事情で昼夜逆転して夜型の生活になったりしました。

昼夜逆転は治しましたが、その頃から睡眠については悩む事が増えて、病気になった19〜20歳以降、服用するステロイドの量が増えるに比例して副作用としての不眠も強く現れるようになってしまいました。



数年前に病状が悪くなった時は本当に酷くて、眠剤精神安定剤両方飲んでた時もありました。
が、依存性の少ないものだったとはいえ、やめるのに相当苦労しました。

※本来なら私の重症筋無力症には精神安定剤は禁忌とされているのですが、当時の主治医の先生はなにも説明なく処方されていて、恥ずかしながら当時は知識がなく、処方されるまま服用してました。

重症筋無力症と安定剤の関係についてはこちらで少し触れてます→



体調が良くなってからも、なかなか眠剤を飲むのをやめられなくて辛かったです。

飲まない方がいいとわかっていても、眠れなかったらどうしようという不安もあるし、仕事への影響を考えたら飲まずに朝まで眠れないかもしれないリスクより、飲んでとりあえず眠った方がいいだろうと思ってしまってました。


結局、体調が良い時期に何年もかけて無事安定剤も眠剤もやめることができたのですが、去年病気の症状が悪くなってきた頃からまた眠れない日が出てきてしまって、その時まだ仕事もしてたのでなんとかしないとと思い主治医に相談して、結局眠剤をまた飲み始めました。


ベルソムラ、という名前の眠剤なのですが、最近出始めた新しい薬で、昔飲んでいたものと違って依存性も低く、重症筋無力症への影響も少ないとのことで処方されました。

が、中途覚醒や悪夢を見る事が多くて、これはこれでなかなか付き合っていくのが大変です。

悪夢って…って思うでしょ、でもこれ副作用なんですよ。
飲み始めてしばらく、あまりにも夢に唸らされるし中途覚醒が酷くて全然効かねーじゃねーかくそ!ってヤケになりながら調べたら、主治医や薬剤師さんが教えてくれなかった副作用がバンバン出てきて震えた。

まあ、眠剤も合う合わないがあるし、ベルソムラは他の眠剤に比べたら作用的に多少安全らしいし、昔処方されてたガチの眠剤はもう絶対飲むの嫌だったんで、とりあえずベルたそ飲み続けるしか…って藁にもすがる思いで飲み続けてました。
飲まないよりは飲んだ方がまだ眠れたので。


最近になってようやく効果が安定してきたのか、また自身の睡眠力が上がってきたのか、中途覚醒もだいぶなくなりよく眠れる日も増えました。

やったよーーーーー(涙)



いやね、眠れないのって、ほんとに辛いですよね。


私の場合はステロイドの副作用が主に出てるせいと、あと精神的なものがあると思うんですが、睡眠って毎日のことだし、毎日ちゃんとした睡眠をとるってことは身体を整える上で最重要だと思ってるので、なんとしてもちゃんと眠れるようになりたい。


薬以外で寝つきを良くするためにできることは全部やりました。
でもダメだったので、薬を飲むことにしました。

民間療法的な方法で改善できるのならその方が絶対にいいけど、それでもダメなら薬の力を使うってことも必要だし、いけないことではないと思ってます。


でも、なるべくなら薬は飲みたくないです。
今は依存性もなく、病気への影響も少ないものを飲んでるとはいえ、やはり副作用もあるし、昔眠剤をやめるのに苦労した経験もあるので、このままずっと飲み続けることに不安もあります。

今は、ひとまず普通の生活を送れるだけのところまで身体の調子を整える、回復させるのが最優先なので、そのために欠かせない睡眠をしっかりとるために薬も使っていますが、ゆくゆくは薬なしで眠れるようになりたいし、そうできるようにするつもりです。




祖父が一時期、依存性のある眠剤を飲んでいました。
それは、素人の私から見ても足のおぼつかない年寄りには出したらダメだろ絶対、ってわかるような強い薬でした。

先ほど貼った記事でも少し書きましたが、眠剤精神安定剤って、筋弛緩作用といって、筋肉の動きを弱めるような作用があるものがほとんどなんですね。
なので、私の患ってる重症筋無力症の人や、筋肉が減って力が弱まるお年寄りなんかには禁忌とされてることがほとんどのようです。

それなのに足が悪い祖父に処方されてたのは、当時の先生がちゃんと診てくれなかったからで、ちゃんとした先生に代わってからは「ダメです」って出してもらえませんでした。
それぐらい、強い薬でした。

(患者さんの状態や治療法、服用の仕方によっては用いられる場合もあると思います。一概に絶対ダメ、というわけではないと思いますし、この記事の内容が絶対正しいというわけではありません)



しかし、祖父はなかなか飲むのをやめられず、眠剤のせいで余計歩きがおぼつかなかったり、朝起きられなかったりするのに、都合の悪いことは見ないふりをして飲み続けていました。

祖父の場合は眠剤以前に考えなどに問題があってよく母(祖父にとっての実の娘)に怒られていたのですが、眠剤を飲んだ後で歩き回って転んだり、ダメだと言ってるのに隠れて飲んで、明らかに飲んだってわかるのに飲んでないと言い張ったりと、いろいろ揉めたりしました。


母がそれについては何年もかけて何度も何度も叱ったり話し合ったり言い聞かせたりしてきて、苦労していました。
私も、自分が眠剤がないと眠れない辛さや、眠剤をやめるのに大変だった経験があるので、似た立場として祖父に何度も話しましたが、効果があったかはわかりません。


ただ、何度も祖父から「アーサーも眠剤を飲んでたんだよな、あれはよくないよな。いけないよな」って言われることがあって、本人はやめなきゃいけない、って思っていてもやめられないんだろうな、と思ったし、それは母もわかっていたので、薬を取り上げるとか、無理やり言うことを聞かせるとか、そういうことはしないで本人の意思を尊重しながら、眠剤の怖さややめることの重要性について話し合いをしてきました。

ただ祖父の場合は、自分の都合の悪いことは受け入れないという性格のため、本当の意味では眠剤の危険性ややめることの重要性を理解はしてなかったと思いますが。



先ほども書いた通り、私も今は眠剤を飲んでますし、必要なら薬に頼ることも全然ありだと思います。

ただ、眠剤に限ったことではありませんが、副作用や依存性があるせいで、基本の生活に支障がでてくる可能性もあるので、きちんと薬のことを把握して、上手く取り入れていくことが大事だと思っています。


薬をやめたいけど、やめられない、やめられないことが辛い、っていうのは、病気で薬を飲み続けてる人によくあることだと思います。
私もそうですが、副作用で苦しんでる人もたくさんいるし、なるべくなら薬を飲まずにやっていけるようになりたいです。

でも、自分の身体を整えるためには薬が必要なこともありますし、薬を飲んでる=ダメ、ってことでは当然ながらないですし、上手に取り入れて使いながら、自分の身体を回復させたり、整えたりしていくことが大事だと思います。




そんなこんなで本人も周りもいろいろと苦労しましたが、現在は祖父も眠剤をやめることができました。
何年もかかりましたし、直接やりとりしてた母なんかはほんとに大変だったと思います。

難しい人なので、また飲み始める可能性もゼロではありませんが、眠剤をやめられたことで良いことの方がたくさんありますし、それは本人もよくわかっているとはずなので、簡単には手を出さないだろうと思います。



私も、飲んでる間は上手く付き合って、ゆくゆくはやめられるようにしていきたいです。


副作用の悪夢がひどかった時期に、弁当箱で殴られて死ぬ夢を10日間連続で見たときはさすがにちょっと精神的にきたから、もう勘弁してほしいですしね。

曲げわっぱならまだしも、保温機能付きのガチの弁当箱だった。



凶器:弁当箱ってある意味怖すぎんだろ。
助けてコナン君。あっいややっぱいいですお帰りくださいいやほんと大丈夫です!!!




ありがとうございました。






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