魔法使いに会いに行くため自力で歩いたけど無事撃沈したので反省しました
どうもです。
昨日の、車椅子で動物園に行った記事、今まで投稿した記事の中で一番読んでもらえたようです。ありがとうございます。
それだけ世の中にとって関心の高い内容だったのだと思います。
世の中の世知辛さもアラサーにもなると嫌という程痛感するし、綺麗事だけではやっていけないと思うけど、ほんの少しずつでもいろんな人と優しくし合えるように、私はこれからもやっていきたいです。
今日は、映画館へ行ったときのことを書こうと思います。
昨日の話題と少しリンクしています。
お付き合いしている彼がとても映画が好きな人で、付き合いだしてから頻繁に映画へ行くようになりました。
私も元々好きではあったんですが、周りで映画好きな子があまりいなく、1人で行くのはちょっと寂しかったので時々レンタルで観る程度。
初めは彼に付き合ってた形でしたが、今では私も映画館行くの大好きになったので、多いときでは月に3〜4回以上映画館へ行ってました。
そんな中、入院前にもらった映画の無料券があったのですが、その有効期間が11月末日まででして。
9月頃に「そろそろ使わなきゃ〜〜」って思ってすぐ使うつもりでいたら、うっかり体調悪くして入院しちゃったんで、こんなにギリギリに…。
入院中、「私と使えるかわかんないから、誰かと行ってきていいよ」と彼に言ったんですが、「使えるかもしれないからとっておこうよ」って言ってくれたので、とってありました。
で、公開したばかりの『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』を観てきました!!!!
めっちゃ観たかったやつ!!!
ファンタジー大好きハリポタ大好きだから大興奮。しかも吹き替えはあの宮野真守!!!!!!ひぇ〜〜!!!行くしかねぇ!!!
Twitterでも行きたい行きたい言ってたので、映画、行けるかも?ってなってきたときにめちゃテンション上がりました。
ただ、私はまだ少し動いただけで身体が疲れて動けなくなっちゃうんで、映画館へ行けるのかかなり心配でした。
映画館は入り口が駐車場からも近く、すぐにエスカレーターがあって、登ったらまたすぐカウンターや売店のあるフロアなので、そこまで歩き回らなくて済むところなのですが、それでも私にとってはかなりの長旅です。
ファンタスティックなビーストに会う前に私の旅がもう始まってる。会える頃には満身創痍。
前日に車椅子で動物園に行ったので、今回も車椅子を借りようかとも思ったんですが、映画館の入り口に車椅子が置いてあるかわからず、調べても別館のショッピングモールまで行かないと借りられないようなことが書いてあったので、随分迷いましたが、
歩き回るわけではなく、映画を観て帰るだけだし、フロアまで行けば椅子もあるから、ゆっくり歩けば大丈夫だろうと判断して、車椅子は借りずに自力で歩いて行くことに決めました。
しかしね、このとき車椅子借りなかったこと、めちゃくちゃ後悔した。
何回も行ってる映画館だし、距離もある程度わかってるから大丈夫と思ってたんですけど、私は普通の状態でない身体なんだという自覚が足りなかったようです。
- 駐車場から入り口→普通に遠い
- カウンターや売店のフロア→広い=遠い→座ろうとしたフロアの椅子までたどり着くのが大変
- トイレ→なんとか歩けるから身障者用トイレ使うのを躊躇って普通のトイレ行こうとしたらめっちゃ遠い
- フロアからシアターへの入り口→遠い
- シアター入り口からシアターまで→遠い
- シアター入ってから席に着くまでのゆるい階段→絶望
もうね、ほんと、自分の身体の状態を過信しすぎてた。
普通の生活ができてた頃の『短い距離』は、今の私にとっては『とんでもなく長く辛い距離』ということに気づかされました。
いけるいける〜〜!ってTOEのファラ並に能天気に挑んだらこのザマよ。お疲れ。出直そう。
そらもーべらぼーにしんどくてな。
彼がずっと腕組んで支えてくれたけど、見た目ごく普通のカップルがよっちよち歩いてたらさ、そりゃ普通の人「おや?」と思ってちょっと見るじゃん?
私は気にしないけど、一緒にいる彼が恥ずかしくなったら嫌だと思って、頑張って歩いたんだけど、それでもゆっくりしか歩けない。
彼はなにも言わずに付き合ってくれたけど、内心ごめんねごめんねって申し訳なくなった。
でね、実はね、映画館の入り口に車椅子置いてあったんだ。
だけど、借りなかった。
借りられなかった。
なぜかって、一個しかなかったから、私のようになんとか歩ける人が借りてしまったら、あとからもっとしんどい人が来て、借りようと思って車椅子ない!って困ったらいけないと思って。
あと、車椅子に乗るとね、一気に周りの目が変わるの。
いい意味でも悪い意味でも。
乗ってみてわかったんだけど。
私はもう慣れたから気にしないけど、押してもらう彼のことを考えたら、なんだか申し訳なくなって、そういう意味でも借りられなかった。
後から思い返せば、彼はたぶんそんなこと気にせず押してくれたと思うし、ゆっくりよちよち歩くよりは車椅子に乗ってしまった方が彼にとっても手っ取り早くて楽だったかもしれない。
実際、本当にかなりきつくて、映画見る前から帰りの車の中でもぐったりだったので、無理せず車椅子借りておけばよかったと反省しました。
あとね、思ったこと。
ヘルプマークってご存知でしょうか。
Twitterでは度々話題になっているんですが、こういうものがあります。
私も最近知ったばかりなんですが、こういうのをカバンとかにつけてたら、よちよち歩いてても、「あ、どっか悪いんだな」って周りの人も思ってもらえるかな、と思ったのです。
先ほども言ったけど、私自身は変な目で見られても気にしないし、外に出る以上、たとえ身体が辛くても他の人に極力迷惑をかけないようにするべきだと思ってはいますが、
一緒にいる人にとっても、周りの人にとっても、こういうのがあるといいのかもしれないと。
周りの人が、なにも知らない状況で、あの人何かおかしいな?と思いながらいるのと、
「あ、この人はなにかあるんだな」と気づけるのとでは、確実に意識に違いがあると思います。
私自身が普通の人として見たときに、見た目でわからないものを持っている人がヘルプマークのようなものをつけていてくれたら、その人がなにか困った様子があったときに臆せず「なにか手伝いましょうか?」と声をかけやすくなる、と思ったんです。
前の記事でも書いたけど、私は今はちょっと普通よりできないことが多いけど、調子がいい時期は普通に生活してたし、これからも回復すれば普通の生活ができると思います。
だから、どっちの気持ちもわかる気がするんですよね。
もっと重い障害を抱えてる人の気持ちはわからないと思うけど、普通の人よりはちょっとだけわかると思う。
だけど、だからこそ、私の程度で車椅子を借りていいのか?
ということや、
私程度でヘルプマークをつけていいのか?
ということも考えてしまいます。
ヘルプマークは残念ながら私の住む地域ではまだ配布されていないので、どちらにしろ持てませんが、この先全国へ普及されたときに持ってもいいのか、迷っています。
車椅子も、先日の動物園では借りましたが、場所や状況によっては借りるのを躊躇ってしまいそうです。
いろんな方がすでに提言されていますが、
目に見えるものだけが障害ではないし、その程度やどんな不便さを抱えているかはその人によって様々だから、狭い知識の中での枠組みにはめて判断することはしないでほしいな、ということ。
私のように、見た目も、ぱっと見もごく普通の人でも、実は難病を抱えてて、平気そうに見えてもなにかしら不便さを抱えながら生活をしていることがとても多いと思う。
これは、目に見えない、程度の判断が難しい病気を抱えてる人について回る問題なのだと思う。
私は、ブログでもTwitterでも、日々の暮らしの中でも、誰かにこうするべきだ!とか、こうでなくてはいけない!とか、そういうものの言い方や考えは極力持ちたくないと思っています。
こうなればいいな、とか、こうしてみたらどうだろう、とか、だから私はこうする、という言い方をしていきたい。
それは自分が誰かにそういった言い方をできるような出来た人間でないと思っているからというのもあるけど、なにより、意見や気持ちは押しつけるべきものじゃなく、持ち寄って尊重し合うものだと思うからです。
自分と違う意見や考えを知ったときは、ただ否定して拒否するのではなく、ちゃんと自分で考えて、同調はできなくても、そういう意見もあるのだということを柔軟に受け止めれる自分でありたい。
優しい世の中になってほしいとは思うけど、それよりもまずは隣の誰かに優しくできる私でありたい。
なかなか理想とは遠いかもしれないけど、頑張りたいです。
というわけで、なんだかまとまりなくなってしまって、言いたいことをちゃんと書けたか若干不安もありますが、最後になんとしても言いたかったことを。
ファンタスティック・ビースト最高に楽しくて面白いからみんな観て。そして私と語ろう。
ニュートめたくそ可愛い&かっこいいしその他キャラクターみんな最高やし動物可愛いしハリポタ観てたら更に面白いけど観てなくても全然楽しめるから観よう。さあ、行っておいで。帰って来たら私と語ろう。
今日のまとめ
- 自分を過信して自力で映画館へ行ったら絶望しました
- 私程度の人が車椅子借りる&ヘルプマークつけるのはOKか?→引き続き審議中
- ヘルプマーク広まって欲しいし、周りの人のためにも必要なのでは
- ファンタビ最高
ありがとうございました。
→追記
はてなブックマークに頂いたコメントですが、返信できなくてすみません。
すべて読んでます、ありがとうございます。
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