オタクと難病とわたし

オタクと難病とわたし

アラサー女の病気や恋愛やオタク趣味に誰が興味あるってんだい

メンヘラが過ぎて元彼に振られた話〜肴は炙ったイカにしろ〜

今回は、こちらの記事→

でちょろりと書いた元彼の話を書きたいと思います。
積極的に古傷を抉っていくスタイル。
よろしくお願いします。





元彼とは、とある趣味の繋がりで知り合いました。
知り合ってから付き合うまでがなんか短くて、初めて食事に行った日の帰りに告白されて付き合った。
月が綺麗な日でした。

とある事情で、彼とは月に1〜2回しか会えませんでした。
あ、不倫とかじゃないよ〜〜!
私が会いに行くことの方が多かったかな。その頃バンドの追っかけしてて、しょっちゅうあちこち遠出してたので、全然苦ではなかったです。
体の調子もいい時期だったので、普通に働いて、遊びにも行ってました。

ただ、久しぶりの彼氏だったのと、なかなか会えなくて寂しさや不満が積もり積もっていったのもあり、日を追うごとに私のメンヘラ度が上昇。
ほぼ毎日電話してたんですが、「寂しくて寂しくて震える」って泣きながら電話を切ることもしばしば。


あっ、思ったより古傷えぐりダメージがデカすぎてちょっと死にそう…。



若かったんだ…許してくれ……
そのさらに前の元彼には、自分から告白してきたくせに「やっぱり元カノが忘れられない」って振られたから男の人に対する不信感がなかなか拭えなくて……





とにかく、私は重かったんです。
恋愛経験も大してないまま20代に突入して、それからも大した経験値を稼げずにいましたので。
病気の事に対する負い目もあり、相手への気遣いだとかもまだちゃんと考えられなくて、自分のことばっかりだったんです。
あ゛〜〜〜〜〜〜(傷が抉れる音)






そんな私を当時の彼はそれでも頑張って受け止めようとはしてくれてたと思います。
ただ、彼もまた、受け入れて欲しい人だったんです。


私はその当時から、自分の病気の事を考えて、将来結婚したら仕事は辞めるかアルバイト程度にして、家事をしつつ子供を産んで育てる事に専念したいと思っていました。
なので、ちらりとそういう感じのことを話したんですが、当時の彼は「結婚したら、奥さんにも働いて欲しい」と言いました。

それを聞いた時、私はショックでした。
私の病気のことは、当時の彼は十分すぎるぐらい理解をしてくれました。自分でいろいろ調べたり、「こうしたらいいんじゃないか」みたいなことも提案してくれたりして、すごく協力的でした。

理解をしてくれていたからこそ、「共働きして欲しい」という言葉が、私に対する拒絶のような言葉にも聞こえました。
そこまでわかってくれてるのに、なんで?と。



よく考えれば、彼の意向は至極真っ当で、なにも悪くないのです。
収入面など、彼は彼の思うところがあり、その上で出した答えだったと思うので。

私には無理かもしれないとわかっていても、その時はその彼のことが好きだったので、なんとか彼の意向に添えられるように頑張ろうと思いました。
自分がしてほしいことばかり押し通すのはよくないし、できる限り相手の希望にも寄り添わなくては、と。


でも、結局私は、私の身体では、仕事をしながら家事をして、子供を産んで育ててっていうことがめちゃくちゃ大変だし、頑張ってやってみても無理になってしまうこともあるから、できれば結婚した区切りで仕事は辞めるかセーブして、今後のためにも無理はしたくないという気持ちが揺るぎませんでした。
彼の方へ合わせることができないと、薄々わかり始めました。

しかしだからと言って別れ話をすることもできず、いつしかその話題を避けるようになっていました。
今となっては、この時にさっさと別れればよかったとも思うけど、そのときはとてもそんな勇気を持てませんでした。
病気持ってる私に今付き合ってくれるだけで、充分なんじゃないかとも思ってたので。
あ゛あ゛〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜(傷が抉れる音)




そして、半年くらい経った頃に、急に重症筋無力症の症状が悪くなり、急遽総合病院に入院することになってしまいました。

そのときのことはもう、語るに語れないことが山ほどあるんですが、彼もお見舞いに来てくれてました。


ただ、そのときはもう、病気や将来に対する不安や、現状を受け入れられない気持ちがぐちゃぐちゃになりすぎてて、精神的にほんとに不安定でした。
入院期間は3ヶ月にもなり、毎日なにかしらで泣いていて、彼にも何度も電話してました。



彼は優しかったです。
電話やメールもしてくれたし、お見舞いも来てくれました。
泣きながら「消えちゃいたい」って言っても、涙目で手を握ってくれました。


そんな彼に、私は甘えすぎてしまったんです。
もうすでに、私のことを好きじゃないとわかっていたのに。
1人で耐えることができなくて、すがってしまった。
辛くて寂しい自分のことしか考えてなかった。
たとえ自分がいくら辛くても、相手を想う気持ちを持たなければ、上手く付き合っていけるはずなんてないのに。







そうして、病状がようやく安定し、そろそろ退院できそうだと喜んで電話をかけたとき、彼は「ごめん、もう無理」と弱々しい声で言いました。

わかっていた半分、わかりたくなくて気づかないふりをしていたのが半分。

嫌だと泣いたけど、彼の声はもう揺らぎませんでした。








そりゃあ、無理でしょうよ〜〜〜〜(笑)
こんな地雷物件普通にダッシュで逃げるわよ〜〜〜〜(笑)

と、今ならわかるけどね。

そのときは、自分の心も未熟で、相手への思いやりもちゃんとできていなかったし、尚且つ病気の事を自分が受け入れられなくてめちゃくちゃになっていたので、彼が無理ってなるのも仕方がなかったと思います。
むしろ、よくあそこまで付き合ってくれた、悪い事をしてしまったと今は思います。
いや本当にマジごめんな〜〜〜〜〜〜すまねぇことしてしまった〜〜〜〜〜〜〜〜ごめん〜〜〜〜〜〜〜〜んんん。



そういえば、別れ話の電話を切った後、彼にもらった指輪を外してベッドのテーブルに置いて、呆然としながらボロボロ泣いてたら、たまたまその日担当だった仲良しの看護師さんが来て、話聞いて一緒に泣いてくれたなあ。

ただひとつ思うのは、あの頃の彼との付き合いがあったからこそ、今付き合ってる彼とは上手くやれている気がするんです。
ちゃんと相手を思いやる大切さや、病気の理解を求める難しさなどを知ることができたので。
だから本当に感謝してるし、感謝してる30倍謝りたい。


別れてから一度もその彼とは連絡とってませんが、どこかで幸せになっていてほしい。
私との思い出は忘れてくれ。トラウマだろ。すまねぇ。めっちゃこき下ろして炙って酒の肴にしてぬるめの燗と一緒に飲んでくれ。





あなたが素人童貞だったことと、付き合ってからも風俗行ってたことを、私ももう忘れるから。








ありがとうございました。






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